京都薬品工業は、北尾誠二郎により終戦直後の1946年(昭和21年)に「優良医薬品の創製を通じ、人々の健康と福祉に貢献する」という経営理念のもとに創業されました。2016年9月に創業70周年を迎えましたが、その母体は1901年(明治34年)創業の黒染用の工業薬品や石鹸を製造していた「京都製薬合資会社」で、そこまで遡ると1世紀以上の歴史を持つ会社になります。
薬剤師であった創業者は東京衛生試験所(現 国立医薬品食品衛生研究所)勤務時代、欧米の医薬品の国産化に携わりましたが、新薬創製への情熱は尽きず、「小粒でもピリリとした味のある製薬企業を創りたい」という思いのもと会社を創業しました。その精神は70年間連綿と受け継がれ、革新的な医薬品の創製や独創的製剤の開発に取り組んでいます。
さらに1998年(平成10年)にはOTC医薬品の販売会社である京都薬品ヘルスケアを設立し、OTC医薬品の製造、販売にも注力しています。
当社の社是は「和親協力・誠実報恩」です。「和」は、それぞれの個性が他の個性を活かし、互いに共鳴しながら調和を示す「個が輝く協調」です。それにより革新的新薬や独創的製剤の創製を行い、優良で有用な医薬品を医療界に供給することにより、人々の命と健康を守り、社会に報恩したいという願いが込められています。
小規模ながら日本製薬工業協会に加盟する新薬メーカーとして、創業者の経営理念を忘れず、人々の健康に大きく寄与する革新的新薬や独創的製剤、OTC医薬品の研究開発に日夜挑戦し続けています。
悠久の都、京都でベンチャー精神を常に心がけ、優良医薬品を通じて社会に報恩できるよう社員一丸となって命懸けで邁進していきたいと考えています。
今後も変わらぬ皆様のご指導とご支援をお願い申し上げます。